11/10(日)、夜、〇(まる)が息を引き取りました。
生前〇(まる)を可愛がってくださり、本当にありがとうございました。 心よりお礼申し上げます。
「腎臓が寿命です」と診断を受けて。
人間が考えて、辛い筈、苦しい筈なのですが、静かに寝ているだけで、身もだえするようなことはありませんでした。 本当に静かに静かに寝ているだけ・・・。
皮下注射の施しだけになるのですが、2回目に伺う際、自宅で皮下注射を行うかどうかのご相談も合わせての診察でした。 只、その朝、口から出血があり、大慌ての私でした。
そして診察で、口や鼻から出血している訳では無く、歯ぐきからと言う感じですね。 と言われました。
10年前、〇(まる)が家に来る前の秋、三毛猫のミーが突然病気になり、家で毎日皮下注射を打っていました。 でも、間際では苦しそうになっていたのでモルヒネ注射をして貰ったのです。 小さな猫が苦しむ姿は耐え難かった私でした。 それよりも猫自体が本当に苦しいのであれば楽にしてあげたいという気持ちもあったのです。
腎臓が重症であるとしたら、からだには毒素が回っている筈。 苦しくない訳はないと、先生にも「皮下注射で何とかなるというものではないと思っています。もし、延命させるようであって、苦しみを増すようであるのであれば、楽にさせてあげるのも一つではないのか、と考えない訳ではありません」とお伝えさせて貰いました。
先生は「延命ではないのですが、ひと時楽になるのであればと言うことです」と、お応え下さり、気持ちを受けて「家で毎日の皮下注射はせず、自然の状態で見守るということにしますか」と、モルヒネを打たずに、その時の皮下注射で終えたのです。
騒ぐ訳でもなく大人しくなされるままで。
具合悪くなって、とにかく静かに、静かに寝ているだけとなりました。 後ろ足もグラグラでヨレヨレとなっていました。 水も飲まず、食べ物も口にしなくなり、寝ているだけでした。
でも、診察後の夜から灯が消える2日間。 そのころが一番大変だった頃と思うのですが、ヨレヨレ士ながらも、水飲み場へ向かい、1回はトイレへ向かい用を足したという偉業をこなしました。 きっと頭はボケてなかったのだと思います。
此処に行けば水がある。 それを知っていて、歩くのも大変だろう体を運んできていました。
モルヒネを打っていたら、こういう時間を過ごすことは出来ずに数時間後には息を引き取ることになります。 でもそうせずに済んだことは、お医者様に感謝です。 数十時間でも一緒に過ごせる時間が伸びたこと。 何より感謝です。
そして、その最後の時間に行動した〇(まる)の姿に学ばされました。 凄い猫でした。
我が家の子になってくれて本当に感謝です。
迷い猫だった〇(まる)。 それを兄が里親探しのイベント会場で抱き上げたことがきっかけで我が家に来ることになりました。 兄に連れて来て貰えて感謝です。 そして10年と5ヵ月と3日という時間。 一緒に過ごさせて貰え、幸せな時間と共に我が家に来てくれた〇(まる)に、心から、心から、ありがとう。
からだつくり すたじお ま〜るは、〇(まる)の「まる」に「〜」を加えて命名しました。 今はすたじお ま〜るでしかありませんが、宜しくお付き合いをお願いします。
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