Ski & Pilates & 猫 大好き 【佐藤智子】ブログ

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最新著書Let's Ski スキーの(文芸社2011/01)

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...... 2014年12月21日 の日記 ......
■ スキー上達に必要な勉強。   [ NO. 2014122101-1 ]
週末は苗場スキー場で、約30年も続いている農水省SC講習会。

土曜日は雨予報の日。
でも、新潟県は昼過ぎから夕方の雨の予報。

苗場は、どうも関東圏の天気を拾ったようで、午前中はお天道様が出たり曇ったり。
午後は、風が強まって細かい雪が降ってきたのですが雨にならずに助かりました。

DSCF4496.jpg
わらび荘の部屋から苗場スキー場を望む




提供させて貰ったのは、下記内容。
それに、働きかける方向。
その為に必要な身体の向き。
スキー操作は足元から。
そのために必要な上半身のフォロー等。

積極的に足元を動かして動いての滑りではない為に、足元から動かす動きから徹底。
単発なバリエーションならOK。
しかし、それにもう一つ、二つと同時動く動きを合わせると、バランスが崩れてしまう・・・。
すると、また、一つでも二つでも辿った内容に戻って、もう一度。
というような繰り返し。

滑りの中で、身体の使い方やスキー操作や働きかける方向を身につけるのは、同じ繰り返しを徹底して行う事が必要なのです。
ターンをするよりも斜面下方向へ真っ直ぐ滑る中で繰り返さなければわからないことだと思います。

スキーヤーが雪面に働きかけていかなければならない方向が定まらない。
その方向へ働きかけようとすると、上体から動き過ぎてしまい、脚部や腰の動きが阻止されてしまう・・・。
様々な弊害が生じてしまうのでした。

イチロー選手も小学校3年生〜中学3年生まで、一年間363日(年末と年始だけバッティングセンターが休みだったので休まざるを得なかった)、とにかく同じ繰り返しを一人でコツコツ行ったとのこと。
その積み重ねがあったからこそ、今があると言えるのだそうです。

上達の秘訣は、一人でコツコツ同じ繰り返しを毎日行うと言われています。

SAJが横滑りや基礎パラだのパラレルターンを表に出してくるようになって、「身体を傾けることでターンを誘導する」なる約15年強の内容から一転して、昔の内容を「昔の滑りとは言っている訳ではないのですが」と、強調しながらも同じ内容を出し始めてきました。
そうなったからには、徹底して足元からスキーを操作することを学び直さなければならないでしょう。
雪の抵抗を求めるために必要な身体の逆ひねりを徹底的に身につけなければならないでしょう。
それらが遅そかになって、組織の言っている内容には到達できるものではないのです。

さ〜て、大変だと思いますよぉ。
なんせ、傾いて滑って、スキーのトップの抜く方向へ身体の正面も合わせて滑っていたのですからねぇ。
ローテーションをまっとうな滑りとしてしまっていたツケがこれから出てくるということになるのですからね。

おケツがクルクル回っていた人は、股関節部の強化と柔軟性を高めて、脚が有効に動かせ、そのために必要な上半身のフォローがなされていくように身体改善だと思います。

雪上を有意義な時間で過ごすには、日常の中、工夫をして身体造りを行うことです。
その日頃の中でストレッチングや強化を繰り返した身体を使いこなすために必要なスキーの「基礎技術」を学んでスキーに活かすことなのです。
それが一番の近道と思います。

基礎技術を学ばないで上達は望めません。
そして、何より厄介なのが基礎技術でもあるのです。

DSCF4497.jpg
デモだった頃、こういう勉強を徹底的にさせられました。
それがあったお陰で、今でも余裕で滑る事が出来ているのだと思います。


組織が提唱したカービングターンが世の中のブームになった頃、「ズラす滑りは古い滑り」とか「今は昭和の滑りはしない」などと耳にしました。
どんなに私個人が「横滑りは絶対必要」と言っても、変な顔で見られたものです。
全てが組織の可笑しな滑りであってもそれが王道のようになってしまうという、このオカシな現象をどう解釈したらよいのですかね?
もう通り過ぎたことなので、喉元過ぎればなんとやらなのでしょうか。

見抜く力を養う勉強の場を持ちたいものですね。
一日レッスン
2014年12月23日(火・祝)
追加
年末年始
スキーキャンプ
2014−2015
佐藤智子
スキーシーズンカレンダー

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