今回は、事前講習会がなかった子供達。 なので、どんなスキーなのか把握出来ていないのです。
そんな子供達、「あれ? この子とおんなじ子、教えたなぁ」と、思う子が居て、「お姉ちゃん居るかな?」と尋ねると、「うん、居るよ」と。 「幾つ上?」と返すと、「6つ上」と返ってきたのです。
6年前、子のこのお姉ちゃんも教えた私です。 姉妹そつくり! 驚いたぁ~。
何時ものように、午後はみんなにとって「初リフト」! なのですが、「先生、お昼食べたら直ぐにリフト行くんですか?」と、お昼の時に聞かれ、「直ぐ行くよ~」と答えると、「え~~~・・・此処で練習してからにしたいなぁ」という声が。 でも、「リフト降り場から直ぐ練習できるから上がりますよ~」と。
案の定、最初のリフト降車は、ほとんどがスッテン転びでした。 そして、急斜面と思われる斜面は全てスキーを持参して徒歩。 その道中に雪の斜面に後ろ向きにみんな並んで立って、両手を挙げて一斉に雪の斜面にバタンと寝ころんで人型を作る遊びも入れて、ゆるい斜面まで歩きました。 雪の斜面をスキーを持って歩くということも、初心者にとっては一苦労。 でも、そこで歩ける子は、ゆるい斜面からのスキー、上達するのですよね。
そして、一回降りて、水補給とトイレでレストハウス前に居ると、一人の男の子が、「僕もスキーしてはいけないですか?」と。 「どうしたの?」と尋ねると、「腕を骨折しているのです」と。 「それじゃあダメかもね」と返事すると、「転ぶ時はこっちの手で支えるから」と、どうしてもリフト乗車した買った様子。
私も迷いました。 「乗せてあげたい」「歩いて降りてきてもイイかも」と。 でも、その前に先生との会話で「○○クン、ダメだよ 危ないよ」という声を耳にした私です。
今頃思うことは、「6年生だから、歩いてでも行けたかも」「思い出、この子にも作ることが出来たかも」と、少し後悔。 「もう少し早くこの子の事を知っていたら・・・」とも。
何分、我が班、最後の班の、一本目1時間30分は余裕で掛かった子供達なので、残り40分の時間で2本目を行こうというチョット厳しい時間帯の時に知った子で、私も判断はその子にとっては辛い判断をするしかなかったのです。
リフトに載って、レストハウス前のその子を見ると、泣いてました。 腕で顔を何回もぬぐっていたのです。 きっと、泣いていたのだと思う。 私に尋ねたのは「最後のチャンスかも」と思って声をかけたのかも知れません。
今、「ごめんね」を改めてです。
連れて行った方が良かったのでしょうか。 でも、連れ出して、怪我をしている所を再度何かしらのストレスを与える結果になったとしたら・・・最悪ですよね。 可哀相だけど、そういう勇気は子供達を預かる身としては「いいよ~♪」とは言えないですね。 でも、逞しくなって欲しい。
今日、スキーが出来なかったやるせない気持ち、次回にぶつけて欲しい。
やはり、今回も9人中8人、トライスキーに助けられました。 ありがとうございました。 みんなが言いました。 「これが無かったら最悪だったかも」と。
みんなの能力なら大丈夫だよ。
またスキーしてね♪ みんなと滑って楽しかったよ~! ありがとうございましたぁ~!
老後のお小遣い稼ぎに勉強します。

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