昨日から今日にかけて全国的に雨予報。 「大降りになりません様に」と願いながら、昨日は、「下小岩小学校」の子供達とのスキー体験授業でした。
不思議な事に、雨も、小降りで見守ってくれました。 しかも、雨でも冷えている気温ではなかったので、非常に助かりました。 有り難い天気でありました。
そんな中、子供達は、ゆっくりとした速度で上達を成し遂げたと言えます。 最初の平場で、初歩的な動作を行って貰った時、私の頭によぎったのは「さて、この子達、だいじょ〜ぶかな」でした。 み〜んなまとめて、「おやおや・・・」状態だったのです。
初心者が一番難儀するのが、登行です。 それでエネルギー消費してしまってます。 転んでも起き上がれない。 これもエネルギー消費です。
昔々の私なら、「歩けるまで」「起き上がれるまで」をれを繰り返しました。 でも、「それは成長して行くにつれて出来る事」で、その時点で出来るまで繰返す必要などないのです。
登行が大変だったら、「スキー、外して持って歩いて来てぇ〜」。 転んで起き上がれなかったら「スキー外してい〜よぉ〜」と、滑る事を主体にスキーと関わって貰います。
勿論、登って歩く為のノウハウ、転んだらどうやって起き上がるかのノウハウは提供します。
それらは、リフトを使って、長いコースを滑る内に、滑るバランスをなんとなくわかってくると、出来るようになる事でもあるのです。 だから、平場でなんとしてもそれが出来ずとも、滑る事とその滑りを減速する事を覚えたら、子供達は滑る足元であったとしてもしっかりブレーキをかけて滑らない様な工夫をしていけるのです。
「お〜・大丈夫かなぁ・・・」のチョイの不安を抱きながらも、チャレンジ! リフト乗車です。
案の定、リフト降り場では、ほとんどが係員のお世話になっていました。 それも想定内。
そして、極めて平らな所を滑る。 それは何となく出来ました。 それから直ぐ、斜度がキツイスロープを降りなければない訳ですが、スキーを外して、歩きます。
スキーを滑る前に尻滑りをしていたので、斜面を下る時に踵を雪面に押し込んで歩く事をしていたので、スキーを持ってもみんなしっかり歩いていました。
そして、再度、平らな斜面で滑る。 そして、また、スキーを外して持って、長いコース(彼等のレベルにはまだ斜度が少しキツイのです)を歩いて下り、う回路(夏場は車道)で、スキーを付けて、緩やかな真っ直ぐ滑れる斜面で、スキーとなるのです。 このコースを滑れると、大概の子供達はスイスイと滑れる不思議なコースなのです。
それが一回目のリフト乗車。 午前中。 案の定、1時間でした。
それからお昼で、午前中にリフトに乗ると、必ず、「先生、午後からもリフトに乗るのですか?」と尋ねられます。 「乗ろうねぇ」と返事すると、「やったぁ〜!」とニコニコ顔なのですよね。
なんか心配だった担当した班。 お昼休みにパトロールが教えてくれました。 「先生が言っていたぞ「この班の子達は、個性の集まりなのです」と」。 言葉を返せば・・・ってことか。 と言う子達だったそうです。
でもでも、1日のスキーで、3回リフトに乗り、一番最初に歩いた斜面も2回目、3回目は全てスキーで滑り下りれる様になったのです。
終わってからの子供達の顔は明らかに始まる時の顔とは違います。 自信に充ち溢れた顔になるのですから、凄い経験だと思います。
それが最大の目的。
自分に自信を持てるように、スキーがお役になっていると言う事なのです。
ガンバレ、子供達!
そして、そう言う子供達と関わる事の出来る環境を持てること、私は感謝です。 ありがとうございます。
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