Ski & Pilates & 猫 大好き 【佐藤智子】ブログ

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最新著書Let's Ski スキーの(文芸社2011/01)

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...... 2012年03月04日 の日記 ......
■ 魚沼コブキャンプ:須原スキー場。   [ NO. 2012030401-1 ]
数日前まで、お一人様だけのお申し込みでした。

キャンプで利用させて貰う、「民宿浦新」さんに長く宿泊されている方です。
浦新さんの奥様が、「キャンプに入りたいとおっしゃる方がいらっしゃるのですが、入れるでしょうか」と、お伺いを下さり、「今の所、ゼロです」と、お返事したら、「うちに長く滞在されている方なのですけど」と、ご紹介下さいました。

そして、ポツンポツンと、お声を頂戴しまして3名様の皆様とスキーを致しました。

コブ滑りも目的の一つなのですが、平地での滑りがそのまま凸凹滑りに移行する滑りとなるので、大回り、小回り、一生懸命に練習しました。

・足元を動かす事。
・雪の傾斜地を滑り下りて、雪を除雪して行くのに必要なポジション。
・外足と内足の役目
・上半身のフォロー
・etc

これらがしっかりしていなければ、成長は望めません。
しかしながら、世の中のスクールレッスンは、クルクル回るスキーを提供しています。
それで、検定受験で、私がジャッジ担当したとしたら「×」です。

頭が先行してターン内側へ入るスキーって、なんで、そうれが必要なのかを納得いく説明をして欲しい。
私の中ではそれは、初心者なら、行う動作と許容します。
しかし、普通に足を平行にして滑れるレベルが頭突入でターンしている滑りで、それが良い滑りと納得の上で滑っているのでしょうか。
おかしいですから。

それに、ターン内側の腰が引ける動き。
頭がターン内側へ入るから、ターン内側の腰もクルクル回っている・・・。
それで、バランス良く滑れるようになると思っているのでしょうか。

スキー教師の、しかも技選上位のレベルのスキーヤーがそれをしている、そうやって滑れるのは、それ以前に、もっともっと、先に、スキーヤーが行わなければならない、当たり前の滑りをしっかり身に付けたから出来る滑りとなっているのです。
その部分をちゃんと教わって、身体をクルクル回す様な滑りを教わっているのでしょうか。

そうではないですよね。
それをお上から与えられてしまった為に提供しているだけの滑り技術です。

でも、来年にはまた変わる事でしょう。
身体がクルクル回るスキーを提供していると言う事は、これから技術の柱も、クルクル回って、何が柱になっているンかさえも訳わからなくなってくることでしょう。

柱の無い基礎スキーとなってしまっているのは間違いありません。

あのパフォーマンス的な滑りが出来た所で、新雪滑降も無理でしょう。
コブ滑りも無理でしょう。

何より、成長できないスキーヤーのバランスを覚え込ませられて行くので、「足元でスキー操作する」と言う、絶対的なスキーが出来無くなるのも時間の問題ですね。

それを判っていて、提供する気持ちが私にはわかりません。
ぼろもうけでしょ。
もうけ主義のスキー技術でしかないでしょう。
「一般基礎スキーヤーを成長させていく」なる気持ちや雰囲気は感じられなくなっていますよね。
だから、尚更、スキーレッスンに入るのだと思いますけど・・・。

「スキーは面白いのだから、これだけは行う必要がある」が、今はないでしょ。
「検定合格にはこの滑りでなければなりません」で、スキーレッスンになっていやしませんか。

私には出来ない事であります。
けど。

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