Ski & Pilates & 猫 大好き 【佐藤智子】ブログ

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***** 佐 藤 著 書 *****
最新著書Let's Ski スキーの(文芸社2011/01)

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...... 2018年05月01日 の日記 ......
■ 笑われた昭和のスキー技術再来の予感!   [ NO. 2018050101-1 ]
かれこれ・・・はて、どれ位前になるだろう。
日本の世の中にカービンスキーなるスキーが現れて、そのスキー技術が「傾き」「スキーヤーは傾きを作ってスキーが回るのに乗るだけ」みたいなスキー技術がブームになってしまったのは。
スキー場も凸凹斜面を整地するようになり、その滑りを受け入れました。

その状態を異常に感じ、警鐘を鳴らすために「スキーへの想い」を自費出版した私です。
「スキーは整地だけ滑ることがスキーではなく、凸凹斜面も滑られなければなりません」と。

でも、世の中は「傾きを作ってスキーはずらしてはならない」「ずらして滑るのは下手な証拠」「ずらしは昭和の滑り」等と徹底的にスキー技術から「ズレ」が排除され、とにかく傾く、エッヂを立ててスキーヤーは滑る方向へからだを合わせて乗る。
というような不思議な技術が、スキー上手な証拠。
みたいになってしまった訳です!

かれこれ、18年位前ですか?
15年〜17年位か?
2002年に販売開始となっているので、そのブーム到来の時期は2001年の頃。
2001年6月に撮影を月山で行ったのです!

所が!
出版して翌年かな。
2003年には私自身が凸凹滑りが出来なくなってしまったのですから、世の中わかりません(><)

そして、凸凹滑りが出来なくなったスキー指導者は、指導員返上して何処かの皿洗いでもすべきか・・・。
と悩んだシーズンでもありました。
どん底の時に、わらでもつかむ思いで、それまで目も向けることのなかったモーグルスキーに、その基礎技術を乞いに願った私でした。
そして、大平信之氏にすがり付いて、その技術を教えて貰ったのです。
そして今の私なのです。

そのモーグルスキーを学んでいる時は、世の中は徹底してずらさないスキーの世界になっていました。
日本だけですけど。

そんな時に私は「外向傾とても大事」「徹底して横滑りは身に付けること」「ずれないスキーはあり得ません」「エッヂ立てて傾いてはなりません」と、ことごとく、その頃の基礎スキーのブームと正反対を邁進していました。
それによって、反感を大いに買ったことも事実です。
好ましく思われていなかったこと、痛感しました。

しかし!
スキーヤーの為にならない「ズレを伴わないスキー技術」。
「初心者、中級者がズレを知らずして、どうやって巧くなれるのか!?」が、最大の疑問でしたし、支持出来ない内容でもありました。

でも、一匹狼であろうと、それがスキーヤーの為にならないと感じたら最後、絶対に譲れなかった私です。
スキー技術には、徹底して横滑りが大事。
それに伴うからだの逆捻りも絶対に身に付けておかなければ雪の傾斜に通用しない。
と、確信があったのです。

傾いて滑る世の中と真逆に行くのですから、端に追いやられますよね。
でも苦ではありませんでした。
その基礎技術に間違いは決してないと揺るぐものが無かったからです。

そうやって15年強、徹底して横滑りを提供し続けた私です。
それによって、どれほどの人が、新雪滑られるようになった、凸凹が面白くなった、春の湿った雪でも滑られるようになり嬉しかった。
という声を聞けたでしょうか。

そして今、明らかに凸凹の状態がそれまでの溝レーンから違ってきている現状を真に受け、嬉しくて仕方ないのです。
【昭和の技術再来!】です!!!

「ずらす滑りは昭和の技術で古い技術・今の技術は傾いてすらさないスキー技術」とまで言われた、ズレの滑り。
レッスンでもそう言われたという話もよく耳にしました。
あり得ないと腹立たしくも感じた私です。

でも今はどうですか?
ずらさねば検定も合格しないではないですか!?
そして、前のめりで横滑りを、外向傾を作ろうとするスキーヤーが増えて参りました。

スキーに正体して傾くスキーを15年近くさせられたスキーヤーには、踵を使う術も習うことなく、爪先の方向へ重さを預けたままの滑りで、横滑りを身に付けようとする訳ですから、それは無理なことになるのです。
雪の抵抗を多く受ける場面では、しっかりと踵を使った足場を作れないと、雪の抵抗に負けるスキーヤーのバランスとなってしまうのです。

此処では、その説明をするには難しいのでやめます。

世の中、【昭和のスキー技術を身に付けなければ今後の凸凹滑りは容易ではないことでしょう】ということになると思います。

嬉しいです。
その昭和のスキー技術を、余計な腹立たしさを抱くことなく、現場で大いに提供できる環境到来となる感じがして!
ようやくスキーヤーが上手になるべくスキー技術が当たり前に表に現れてきたといえるのだと思います。

月山も、凸凹が存分に散らばって、スキーヤーが「こんな技術使ったことが無い!」「こんな風に使うんだ!」という技術を学べる凸凹環境でありますように!
溝レーンとかだけだと、滑る技術は限られていて、身に付けるべき「技」を知らずしてそれだけをすることになるので、年を重ねてからが大変なのです。

奥只見丸山スキー場も第2リフト脇の凸凹斜面が5/1で閉鎖となり、とても残念でなりませんが、そこの急斜面の凸凹でどれほど知らなかった技術を学べることか!
レーンになっている所は・・・ねぇ。
凸凸凸凸凸が続く凸凹が私には欲しい!!!
どれほど快適か!!!
それを知って欲しいのです。

その為に、技術を学ぶのです!

5/3は雨降りなので、お申し込みはされませんように!
どうも土砂降りりらしいです・・・。
でも、5/4(金・祝)、5/5(土・祝)、5/6(日)は、奥只見丸山スキー場で是非凸凹を堪能しましょう!!!
お電話をお待ちいたします!

今の奥只見丸山スキー場、例年に比べて雪は少ないとのことですが、バッチリです!
180501.jpg
5/1(火)プライベートレッスンでした。

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