Ski & Pilates & 猫 大好き 【佐藤智子】ブログ

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***** 佐 藤 著 書 *****
最新著書Let's Ski スキーの(文芸社2011/01)

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...... 2018年02月06日 の日記 ......
■ 佐藤は怖い先生です!   [ NO. 2018020601-1 ]
こどものスキーをスキー学校で受けるようになり、長い年月が経っているとのこと。
私が関わるようになったのは数年の間です。
でも5年以上は経っているかな。
記憶は定かではありません。

最近の私、こどもたちへの挨拶時に「このスタッフの中で一番怖い先生と言われている佐藤が担当します」と、挨拶をさせて貰っています。

大人レッスンでは遠い過去から「智子さんのレッスンって怖いんでしょ」と、噂されているようですね。
間違いではないので否定しません。

でもスキーって、特にこどものスキーは、初めてであれ、こども自身、自主的にスキーをして貰うように仕向けないと、安全確保に至らないのです。
目の前にいるこどもを私が100%守れる?
守れない訳です。
滑るのはこども自身。

滑り手は、自分の身は自分で守るしかないのです。

その為には、初めての経験の子供たちの心理には恐怖が沢山絡んでいることでしょう。
それをどうやって取り除く?
優しさだけでは取り除くことはできないのです。

自分の身を自分で守るために、大事な技術を覚えて貰う訳なのですから、曖昧なことではならないと思っています。
危険を想定出来る滑りは徹底して排除なので、容赦なく注意を促しています。
でも「何故それがダメなのか」をも伝えた中で。

でも、「佐藤先生は怖い先生なのですよ」と挨拶しながらも、何故かこども達は友好的に近付いてきてくれます。
「こどもたちが私を受け入れてくれる」これが物凄く大事な第一歩。
そして、どんな話でも話をしに来てくれるということがとても大事。
何を考えているのかが言葉を通して想像できるからです。

こどもが私を受け入れてくれるということは本当に有難いことです。
そこに神経集中させていると言っても過言ではありません。 

また挨拶でよくいう事。
「上手く滑られることがスキー技術ではありません」「みなさんのスキー技術でとても大事な技術は、お友達が大変だと思う時には手助けしてやれること、これがとても大事なスキー技術なのです。手助けしてあげて下さい、そして声を掛けてあげて下さい」と。
これはこういうれべるのこども達にとってはとても大事なことと考えています。

自分自身が精いっぱいのお友達は他のお友達に関わることは難しいです。
でも、滑るという感覚を何気に感じ取って滑られるようになるお友達は、余裕が出てきます。
成長だと思います。
それに伴って、周りを見渡す余裕にも繋がって手助けが出来るようになるというシステムが、こども社会の中で起きて来るのです。
それに伴い、上手くいかないお友達も、不思議と引っ張り上げられて、徐々にぎこちなさもスムーズさへ導かれるという不思議な環境。
それはこどもが成せる技としか言いようがありません。

私達指導する立場の人間がいる訳ですが、こどものそういう目に見えない社会には私たちは存在せず、子供同士で向上できるという凄い力の環境が彼らを取り囲んでくれるようになるのです。

そういうスキー技術を目指しているという私なのです。
ですから、一から十まで手をかけるのではなく、大事な部分を与えたら、少しずつこどもの自主性を引き出していき、こどもたちがお互いを気遣う方向へ進ませて、行動力と積極性をドンドンと引き出していくこと。
そうすることで安全確保が成り立つのではと思っています。

スキー技術の上手い下手など本当はあってないようなものです。
結局、下手とかいう感覚は、人との比較ではないですか。
人と比較して自分のスキーレベルをジャッジしてはなりませんよね。
その時点で上手くなることを放棄しているようなもの。

特にこども達が初めてスキーを履いた時など、比較に値する材料などないも同然。
スキー技術での下手という判断はさせないようにしているつもり。

自分がどうだったか。
一番最初の滑りはどうだった?
じゃあ、今はどんな感じで滑られている?
この判断を個人個人にして貰っているのです。
そしたら自分で自分の成果を実感でき成長を感じられるではないですか。
この部分、とてもとても大事です。
よく振り返って貰っています。

人は人。
なのです。
(以前私はそうではありませんでした・人と比較してた私が居ました)

こどもの能力は計り知れません。
可能性を引き出していく助っ人になることだと思うのです。
楽しさは私たちが与えていくことではなく、こども達が見出して楽しくしていくことなので、そこへ導くことなのです。
誘導する者は、こども達が積極的に行動できた中で楽しさを感じながら行動している姿を見て楽しんだら良いのです。

「いっぱい転んでってください」とも言っています。
転ぶことが悪いこと、下手な証拠ではないということも認知して貰う為に。

大人は、もっとベーシックな部分の勉強と、自身のからだ造りを徹底させていくことに付きます。

ということで、大人の皆様には、2月唯一の2日間レッスンのご案内です。
こどもとのスキーが山盛りで、この日しか取れない貴重な2日間レッスンです!
お見逃し有りませんように!!!

17(土)9:30スタート〜18(日)12:00修了

是非、豊富な雪となった魚沼大原スキー場へお越し下さい。
存分な新雪滑降かも!!!
ご連絡をお待ちしております!

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