SKI 大好き人間 【佐藤智子】 の日記

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最新著書Let's Ski スキーの(文芸社2011/01)

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...... 2015年02月05日 の日記 ......
■ 小出スキー場のお手伝い終了。   [ NO. 2015020501-1 ]
今日の日本海側はお天気の良い日となりました。
久し振りに青空の下、スキーができました。

が、放射冷却状態で、朝のゲレンデバーンはカチカチ。
要注意という感じでした。

今日で、私の小出スキー場さんの「脱!冬ごもり スキー教室」のお手伝いは終了しました。
来週以降の木曜日は江戸川の子供たちのスキーが続きますので、無理となります。

3回のスキー教室にご参加の方がご質問を下さいました。
1.「両足を肩幅に開いてずれないように滑るということをスキーレッスンで学んだのですが」
2.「足裏の土踏まずからつま先に重さを乗せると言われたのですが」
3.「後傾の矯正に、腕と上半身を前に持ってきたら良いと言われたのですが」
なるご質問。

残念ながら、全て訂正させて頂きました。
「それがスキーの基本だと思っていたのですけど」とおっしゃっていました。
当然ながら、スキー学校で上記のような内容を提供されたら、それがまともなスキー技術と思います。

でも、それでは雪の大自然を闊歩するには至らないのです。

「1.」は、組織がカービングスキー出現で、組織が考えたスキーを提供したということになります。
しかし、傾くだけのスキーの扱い、身体の動かしとなるために、安全性に欠けたスキー技術となってしまいました。
それに加え、ローテーションの多くなったこと!

「2.」上記のスキーを続けるとしたなら、当てはまる内容です。
しかし、スキー技術は雪の抵抗を得られない限り、安全運転ということにはならないのです。
スキーは、真下方向へ滑る方向と、斜面を横切る方向へ進む、この二方向への動きが繰り返されています。
真下方向へ向かっているスキーを斜面横方向へ向かうためには、スキーを動かすこと、それに伴って雪を押し退かすことがなされなければ安定した回転弧を描くということには繋がりません。

その雪を退かすという状況の場面で、足元、つま先方向に重さが乗っているとしたら、雪を退かすに至りません。

真下方向へ向かう、雪の抵抗が極めて少ない場面(切り返しもそうですね)では、前に重さを移動させることはしていかなければなりません。

その繰り返しが繰り返されないと、バランスのとれたスキーには繋がらないのです。

「3.」の矯正は、矯正になりません。
腰が引ける=後傾というのは、スネが起きているからそうなるのであって、その部分の動かし方の説明をしっかり行わない限り、腕や上体を前に突っ込ませても後傾を直すにいたらないのです。

後傾が何故起こるのか。
傾き角を作れないからそうなるのです。

スキーは雪の傾斜地を滑り降りていることなのです。
足元が傾きであるならば、ブーツの中に入れている足そのものも傾きを作れなければなりませんし、スネも傾けることを覚えていかなければなりません。

足元や脚に傾きを作るとなると、腰が後ろに引けているのではそれは出来ない筈。

傾きを教えていかなければならないということを省くような矯正は、矯正にならないと心得るべきです。
その傾きの土台となるのは「ハの字」なのです。


スキーを教えるというのは、雪の傾斜地で安全確実に身を守れる方法を伴った技術提供にならなければならないのではないでしょうか。
研修会テーマがそうだったから、それを一般スキーヤーに与えて、そのレベルのスキーヤーが余裕でレベルアップ可能な状態となるでしょうか。
無い筈です。

テーマはテーマでしかないのです。
テーマの提供は、自分自身に向けておくことです。
今、目の前にいるスキーヤーに必要な内容ではないと思った方が、目の前にいるスキーヤーの為になります。
その人が今出来ていること、そして欠けている内容。
この二つを見極めて、必要な内容の提供を繰り返していくことなのです。
そうすることによって、目の前のスキーヤーは一歩一歩前へ進んでいけるようになるのですから。

NEC_0199.jpg
朝もやの小出の街:スキー場レストハウス裏側から見下ろして


明日は江戸川区立第二松江小学校のウィンタースクール・スキー体験授業です。
天気があまり荒れなくて助かります。
今日は、スクールスタッフがスキー事前講習を行っています。
佐藤智子の
スキー一日レッスン
大原コブキャンプ
2014−2015
佐藤智子
スキーシーズンカレンダー

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