週末は「大原凸凹(コブ)キャンプ」でした。 お申し込みはお一人様でした。 プライベートレッスン状態なので、その方の不足部分提供を徹底させて頂きました。
「足元の傾き」と「脚の傾き」の内容です。
スキーは、プロペラのように水平に回す動きと、スキーのトップとテールをシーソーのように動かす動き、そして、スキーの長さを傾けて傾きをしっかり使っていける動きをスキーヤーは操作として持ち備えていなければなりません。 その為の身体の動きもとにかく徹底して覚えて行かなければならないのです。
「足元を傾ける」という動きは、日常生活にはあまりなじみのない動きの為に、多くのスキーヤーは足元を傾けて使うのが中々出来ていないのが実情です。 当然の如く、その足元の傾きの不足は腰を使えない動きとなってしまい、マイナス要因となります。
腰がしっかり落ち着く動きは、しゃがんで腰を低い所に収めるのではなく、脚をしっかり使える動きの源にならなければなりません。 そうさせて行く為にも、脛の前傾と脛の傾きは身に付けなければ腰も収まっていくモノではないのです。
徹底的でした。 とにかく動かない腰と上半身の持ち主だった為に、あれだこれだと、傾き要素を覚えて貰う為にしつこく色々を行って貰いました。
そしたら! 動きが別人のようになってきたではないですか。 その動き、とにかく繰返して貰いたいです。
あの動きまで辿り着く事が出来、良かったですよ〜。 そういう面から見ると、おひとり様で良かったかも。 ご本人にとっては。
そして、今日の午前中で終了し、午後からは60歳を超えた男性の方。 昨日が生涯初のスキーでした。 昨日、その方をお連れしたスタッフが担当して、「明日の午後は私がお付き合いしましょう」と、約束をしていて、今日のキャンプ終了後の午後、ご一緒させて頂きました。 スタッフに「ビシッ!ともこさん、お願いします」通り、ビシッ・バシッと、ハの字の方とスキーをさせて頂きました。
「こういうバランスから、こうなるバランスの間にどんな事を思うのでしょう」と、後ろを滑りながら、思った私です。 「どんな思いが身体を駆け抜けて行っているだろうか」と。 大変な状況であるというのはみてわかります。 その中でも懸命に努力をされてスキーをしています。 「大変なんだろうな」。 でも、がんばって下さいました。
滑るバランスがヨレヨレだったのが、シャキ!として来たのが成果かも知れません。 ご自身で「何故こうなる」の判断も出来る状態になったので、「だからそうなったんだ」へ辿れました。 でも、今後は、どれ程場数を踏めるかです。 「スキーで滑る」は、現場でしかわからない部分ですから。
守門岳
麓を見下ろして
向こうの山の鉄塔より右側:八海山・鉄塔より左側:越後駒ケ岳と中ノ岳 一番奥の山です
浦佐駅手前の小出側の橋から魚野川上流
浦佐駅手前の小出側の橋から魚野川下流
明日から4月7日(日)迄、魚沼大原スキー場は毎日営業します。
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