やはり、雪降りが続きました。 しかも、湿っぽい、濡れる雪! 午前中はビショビショです。 こんなに「寒波が南下」とかって言っていながら、この湿っぽさは・・・。 そして午後から冷えてくるというパターン。
佐藤担当は、10班編成の、最後の班「J班:6名」。 スキー初体験のみんなです。
「事前講習でスキーバッチリだった?」と、ブーツチェックしながら、お話しを聞いたのですが、みんなお話し好きな子達で良かったぁ。 「こうやってスキーしたよ」「こうやるんでしょ」「あ〜でもない」「こ〜でもない」と、昨日行ったスキーのお話しをしてくれました。 「よし、この子達はいける!」と、感じた私です。
この班に付いて下さっている先生が、「この子は高所恐怖症です」と、耳打ち下さいました。 実際、高所恐怖症の子供達、今迄も居ます。 でも、みんな、リフトに乗車してくれました。 だからと言って、今日のこの子にそれが当てはまるかと言うと、それも保証は出来ません。
いつものように、ストレッチングから行って(佐藤著書の「Let's Ski スキーのいろは」の写真同様のストレッチングです)、「みんなは今、幾つ?」とストレッチングを行いながら尋ねると、「11歳」「10歳」と、返事が全員から返ってきました。
「此処が硬くなると、11歳でも10歳でも、80歳のジ〜サンやバ〜サンになるからね 要注意だよ」と、言いながら行うと、「わ〜・いた〜い!」なる声が次々。 でも、みんな、エッチラオッチラとストレッチングを終えて、片足スキー。
驚くほど、みんなすんなりと、スキーに乗って、滑ってくれるのです。 歩くのも早かったです。 でも、やはり、初めてのスキーはみんな疲れるのですよね。
がんばってくれましたよ〜。
そして、お昼を一緒に摂って、「午後はリフトに乗るからね」と、予定を説明すると、「え〜〜〜!」とか「やった!」とか「早くリフトに乗ってみたい!」等などの声が。 「お昼休みは遊んでも良いけど、ビショビショにならないでね」と、ま、無駄な注意だなと思いながらも一応。 案の定、午後、始まったらみんな・・・ビッショビショ!
でも、「スキー頑張ってね」と声をかけると、「リフト行こう!」って元気な声が! 渋々の子も、勿論居ます。 私的には、騙し騙しです。 (騙すの上手だからねぇ〜・私)
やはり、リフト降り場で、みんな、目が点だったと思うけど、スッテン転ぶ子も居ます。 たまたまうまく行く子も居ます。 みんなが巧く行っている所に一人だけ転んだりすると、もう嫌になってしまうのですよね。
そして、リフト乗車の最初のスキーで、直面する、初めての子達にとっては急斜面! 「スキーを外して歩いてもイイし、滑るのであれば、股開いて、踵をしっかり外へ開いてブレーキをかけて滑るように。 どうする?」と、子供達の意思に任せます。
すると、怖いけれどもやってみるという子が出るのですね。 それに、自分に自身の無い子は、歩くを選択します。 子供達の目から見た斜面で、どうかを選択させると、その次が違ってくるのですね。
それぞれがそれぞれの気持ちで滑って、どうだったか。 「怖かったぁ〜・・・」が全ての子の感想でした。 「でもみんな、これからみんなが滑る所は、此処よりも緩い斜面だからラクチンだよ」と、進んでいくとみんなの滑りは違ってくるのですね。
今日は雪にも助けられる部分がありましたが、意欲満々で挑んでくれて、私は助かりました。 やはり、一本目はみんな初めてなので「また此処に来るの?」と不安げ大。 そして、「リフトもう嫌だ」も出ましたよ〜。 でもでも、「こっからは、みんなラクラクだよ」「麓に降りて、時間を見て、また上がろうね」というと、「え〜〜〜・・・」と「やった〜〜〜!!!」の二つに分かれるのです。
そして、麓へ降りると、「先生! またリフト行く?」と、ほとんどの子達からそう言う声が出ます。 「行くよ〜!」と、水補給とトイレに行って貰い、2回目の準備。 「先生〜! また、今の所滑るの〜?」と、全員が行く気満々で「やった〜!」と。 勿論、高所恐怖症の子は「もう行かない」って言ってました。 でもでも、しっかり降り場でスッテン転ばないように説明をしたら、「もう一回」と、トライしてくれました。
全員が2回リフト乗車で、40分で滑り下りることが出来た二回目なのです。 一回目は1時間30分!
当然の如く、経験を重ねたみんなの滑りはスルスルと余裕が出てきています。 そこで「みんなは、滑りが良くなってきたよ〜・でも、絶対に油断禁物だからねぇ」と、注意喚起はその都度。
そのお陰で、みんなは安全に滑り下りて、スキー授業終了時には、「時間少な過ぎ〜!」「もう一回自分だけで行って来た〜い」と、もう一回行きたい気持ちが湧いてきたようです。 そうなるんですよねぇ〜。
でも、みんなが、嫌な思いから、「出来た!」という気持ちになってくれて良かったです。
元気なみんなで私もみんなの気持ちに助けられた今日です。
ありがとうございました。
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