今日(1/14(月・祝))は、江戸川区立江戸川小学校の6年生のみんなでした。 78名で8班の班編成でのスキーでした。
で、佐藤班は、最後(運動的能力が弱い子達の班)の「H班 6名」。 女の子、よれよれ老人みたいな言葉しか発さない! 「あ〜・疲れた〜」「くたびれた〜」「やだ〜」「できな〜い」「こわ〜い」etc・・・。
佐藤はムチ打ちましたよ。
「みんな幾つよ!?」 「11歳〜♪」 「70歳みたいだね」「でも、きっと、70歳の方がみんなよりもやる気満々かもね」 という会話でした。
「ブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツ・・・」が延々と続く彼女らでした。 が!!! 人間改造しちゃいました!!! 佐藤。
スキーが終わった15時。 彼女らの顔は、全く! 別人の様な顔に変身していました。
年末から子供達のレッスンを3回行いまして、その3回とも、女の子が一人ずつ、泣いてました。 佐藤に怒られてなくのではありません・言っておきますけど。
出来なくて悔しくて泣いた子。 みんなが出来て自分だけ出来なくて悲しくて泣いた子。 滑るのが怖くて泣いた子。 みんな理由がありました。
午前中は初心者班には大変な登り下りのスキーです。 疲れるのは当然の環境なのです。 その中でもがんばる子も居ます。 でも、「ブツブツブツブツブツブツ・・・」が多い子が一人。
で、「なんでブツブツブツブツブツブツ言ってるの? 先生に内緒話で聴かせて♪」と、女の子の首根っこに腕を回して、グイッと引き寄せ抱え込んでお聞きしたのです。 すると、涙を流して心の中を教えてくれました。 「こ わ い・・・」とボソッと泣きながら。
「滑るの怖かったのか そっか ごめんねわからなくて でも、トライしようよ やってみてダメだったらギブアップしてもイイよ」と、面と向かって会話をしたのです。 そしたら、心を開いてくれました。 そこから彼女の気持ちが違っていてくれたのですねぇ。 (助かった・・・みんな素直な子だから私がそれに助けられているのです) みんなが、出来る子、出来ない子、それぞれが、私と会話をしてくれるので、心が垣間見えるので、色々を想定、考えを及ぼす事が出来るので、有り難い限り。 お喋りしてくれない子が一番手強いです。
そしてみんなが偉いと思うのは、班のみんなが、それぞれを応援しているということ。 出来る子には拍手。 出来ない子にはエールを送ると言う繋がりでスキーをしていたのです。 午前中は、騙し・騙し。
でも、午後は、みんなが口を揃えて言う「リフトは乗りたくない!」に挑戦。 「もしかしたら、上手くいって2回リフト乗車かも」と思っていた私なので、「一回は乗ろう」と、みんなに一回だけでも経験して貰う約束をしました。 その会話の中でも「一回だけ乗る」と、言葉を変えてくるので、「「だけ」ではなく「一回は」だから」と、「一回きり」としないようにしておいたのです。 でも、さすが「リフト乗るのは嫌だ!」のみんなだけあって、降り場は大変な重労働でした。 全てがリフトからスッテンコロン! その都度、リフト停止! 「いや〜さすが! H班!!!」と思ったけど、「みんな凄かったねぇ〜! リフト乗ったじゃないかぁ〜!!!」と言うと、「も〜う怖かったよ〜〜〜!!!」と全員が言ってました。 でもでも、そういうみんなが、スキーで滑って降りてくれたのですよ!!! 凄く偉いと感じました。 あれだけ、「嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ虫」がたかっている子達が、勇気を持って乗るのが嫌なリフトの乗車し、緩やかなスロープでも滑ってくれ、斜度のキツイ所は歩いてくれて、麓も迄降りたということは、凄い成長と感動です。 学校の先生も驚きは、「この子から「楽しい」という言葉が出来るなんて!」ですからね。 その子の顔は、全く別人の顔でした。 みんな元気に終わってくれて、私も一安心です。 よかったぁ〜〜〜・・・。
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