SKI 大好き人間 【佐藤智子】 の日記

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***** 佐 藤 著 書 *****
最新著書Let's Ski スキーの(文芸社2011/01)

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...... 2012年06月03日 の日記 ......
■ 月山4週目が終了致しました。   [ NO. 2012060302-1 ]
昨日の天気予報は、「山形市は曇りで最高気温20℃予想」で、それを信じました。
が!
快晴!
しかも暑い暑い!!!
午前中は物凄く良いお天気となった月山です。



午前中は最高に良いお天気でした!


でも、昼過ぎから、雲が厚くなり、2時杉位からは雷も鳴りだし、雨降りとなってしまいました。
みんなが帰る頃に雨で可哀相です。
私は、明日もレッスンがある為に既に姥沢小屋へレッスン終わってのんびりしている状態で、今日は帰りません。

のんびりしているのもイイのですが、レッスン終わって、スキーとブーツ(インナーをシェルから抜いて)を天日干ししっ放しで、玄関外に出していて、すっかり頭から抜けている状態・・・。
しか〜し、心ある方が、「智子さん、スキーとブーツ、入れておきましたぁ〜」と、入れて下さったのです。
ジャパーナキャンプにご参加の、佐藤レッスンにも基礎トレーニングのお勉強に来て下さる方でした。
ありがとうございました。
感謝です。
何故に、思い出したかと言うと、ブログに足の写真を載せようとしていたからです。

2日間日程のキャンプでは、雪上は勿論、夕食後にミーティングを行います。
畳の上で、雪上で必要な身体の使い方、動かし方を行います。
現実問題、滑らない足元の床の上で動かす事の出来ない身体は、滑る足元の雪上の上で動く事が出来るのかと言うと、それはないのです。

骨盤の前傾が基本の身体のバランスで確保出来ている状態。
それが大前提です。
多くの「出来ない・・・」は、この基本姿勢が崩れているからなのです。

スキー操作は足元の爪先(スキートップ)から。
斜面落下出来る身体であり、その為の足場の確保を整えられること。
雪の抵抗を得られる様に。
etcと重なっていくのです。

一つの動きで対応できるスキー技術ではないのです。
それらを確保する為に、ターン技術だけを求めようとしても、実際に現場を見渡せば、多くのスキーヤーは、レッスンを受けていても腰引け状態です。
それでも、それを矯正しようとするのではなく、そのバランスで滑らせてしまっているというのも・・・う〜ん、どうなのかなぁ〜と私など思っちゃいますけれどもね。

そして、骨盤前傾の不足と、何より、足元がほとんど動いていないというのもネックです。
表面に見える姿だけ会わせようとしている為に、大事な大事なブーツの中のスキーヤーの足元、ブーツの中に足を入れたらそれっきり、ほとんど動かない!
平踏み状態でスキーに傾きをつけようとするから、身体だけ傾く有様。
平踏み状態で、スキーを回そうとするから、スキーが動かずにスキーヤーの身体がクルクル回る有様・・・。
上下にスキーを動かさなければならないのに、やっぱり平踏みだから、身体が後方へ遅れる、頭が前方へ突っ込むと、足元がほとんど動かない状態。
という状態が現実なのです。

スキーヤーがスキーを操作する動きは3つあります。
そして、それら全て、足首の強さを求める動きでもありますし、足首の内側と外側の筋肉(腱)の強さも求める動きでもあるのです。
その部分の弱さは、当然ながら、股関節部の弱さにも繋がる箇所でもあるのです。

スキー技術の「どうやって回転弧を造るのか?」を受けるよりも先に、身体を動かす事の出来る状態にしておくことが大事と思います。

●「スキーの板を前後に動かす動き」
(注:室内の写真では爪先を下げる動きで足首が伸びていますが、実際の現場では脛を前傾させていますので足首は伸びる状態ではありません・あしからず)


  


●「スキーの板を左右に動かす動き」


  


●「スキーの板を傾ける動き」


  


スキーは日常の動きプラスαの動きを求めます。
特にねじれの動き(上半身と下半身の逆捻り)、傾きの動きは欠かす事の出来ない動きです。
それらは、日常では行わないような動きでもあるのです。
ですので、日々の中で、動かしておく必要があるとも心得ておかなければなりません。

足元は特に動きの見えない部分です。
これらの動きがスキー操作を行っているのです。
しかし、ブーツの中の足が、只、足を入れただけの状態としたら・・・。
スキーをする足元と言うのは、日常生活の斜度ゼロの足元とは違って、傾斜なのです。
その為にも、足元から傾きを造れる状態の身体にしておく必要があると、心得、そして、日々の中で使える身体にして行くよう、工夫を重ねて行く事なのです。

この足元の動きは、初版「スキーへの想い」の中にも写真をいれています。
昔と今、スキー板は進化したかも知れませんが、スキーヤーとしてはなんら変わりない足元の動きを行っている状態です。
雪の傾斜も進化している訳ではありませんので・・・。
進化した用具に劣化している人間になってはならないのです。
アナログ状態でスキーヤーは身体を整える工夫と努力を重ねる事です。
決して人間の身体はデジタル化にはならないのですから。
ご参考にして下さい。

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■ 月山4週目の日曜日、曇りです。   [ NO. 2012060301-1 ]
曇りの朝です。
山形市の最高気温予報は20℃。
昨日と6〜7℃低い気温です。
過ごし易いかも♪

昨日のお客様は、初めての方がほとんどでした。
今季月山のお申し込みも半分はご経験ある方と、半分は初めての方。

ご経験あっても初めてでも、繰返すことは同じです。
やはり、「ポジション」が最大の土台です。

「骨盤前傾、お腹の部分伸ばして背筋も伸ばす。
横隔膜を膨らませる様に胸部を開いて上半身は起こす。」


スキーで滑る時は姿勢良く


この基本の姿勢が崩れている為に、滑る技も中々身に付いてこないというのが現状です。

腰のバランスは得るには時間がかかります。
そして、腰のバランスは、運動をするのに非常に重要なパーツです。

「脚を効率よく有効に動かす。
上半身の重さをしっかり受け止め、その重さを足元へ伝える。」

そういう役目を担っている箇所です。
その部分、上半身と下半身を繋いでいる腰のバランスが砕けているというのが現実。

夕食後、畳の上でポジションを取ってみると、それがままならない・・・。
ということは、雪上ではより難しいバランス確保ということになってしまうのです。

腰の位置が定まらないという事になると、様々に影響を及ぼす事になります。
佐藤が、このポジションを得てから、最大90kgの方を背負うことが容易に出来るようになりました。
大腿部の裏の筋肉、ハムストリングをしっかり使えることが、スキーの上達のカギでもあります。
その部分の使用は、骨盤前傾により可能になります。

しかし、「脛前傾、腿後傾、上半身の前傾を脛の前傾と平行になる様に」の教えで形を作っても背中に90kgの重さが乗ったらたまったものではありません。
しかも大腿部の筋肉は表の筋肉がパンパンになるような使い方になります。
スキーではブレーキング的な身体の使い方になるので、本来、スキーヤーが斜面落下を行わなければならない所に、大腿部表面の筋肉をパンパンに使っているとしたら、滑らないように止めている筋肉で斜面を滑っているという事になるのです。


腰が使えません・・・
 

骨盤前傾姿勢はストレートに、骨格と筋肉を強く使えるバランス確保になるので、やはり、身体を動かす動きもスムーズになるのはいうまでもありません。

それに、骨盤線形姿勢は、股関節部の可動をより広く求められますので、スキーの操作、身体のコントロール、これらを確実に行えるようになります。
股関節部の柔軟、強化は不可欠です。

みなさま、「ポジション確保」で苦しんでおられます・・・。
がんば。


6/1(金)の上がってくる道中

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