高校野球も2回戦から3回戦へと進み終盤になってきましたね。
昨日の智弁和歌山8-7白樺学園(延長10回)。 実は白樺学園を応援していたのです。 なんと言っても投手の川越翼選手。 応援していたのですよぉ。
それに島根開星高校の190cm近い身長の投手二人と、身長159cmと言う保守の凸凹コンビも。 日大三高に残念ながら負けてしまいましたけれどもね。
どっちも、追い付け追い越せの接戦でしたよね。 甲子園常連校を脅かしたあの勢いは観ている側を楽しませてくれた試合でした。 しかしながら、やはり、強いのは勝ったチームでしたね。
「頑張って欲しい」と思いながらも疲れが感じられるすの姿は観ていて辛かったりして…。 でも本人はそんなことこれっぽっちも頭になど無く、「この場をしのぐ」「必ず勝つ」なる思いで一つ一つをこなして行ったのだと思うのですけれどもね。
高校野球を観ながら、プロ野球を観て、「なんて安心していられるのでしょう」を感じました。 プロ野球も勝つ為に戦っている訳ですが、その試合で全てが終わる時期ではないですしね。 「明日の試合がある」なんて、高校野球に比べれば「次の試合」と臨めますから。 しかし、高校野球はこの試合しかないので、競っていると、観ている方も焦っちゃう。
投手を観ていて、「今の楽天の田中投手と日ハムの斎藤投手が競り合ったあの時の決勝戦での彼らのエネルギーは凄い」と思わざるを得ませんでした。 「もし、川越投手に斎藤投手の様なエネルギーが備わっていたとしたら…」と、思ったりした私です。
高校生も当然ながら疲れます。 しかし、その疲れを見せなかったのが斎藤投手や田中投手ではなかったではないでしょうか。 その田中投手も「下痢」だったとかって話ですよね。
しかし、この夏の、いや、最近の夏の暑さは異常な暑さ。 その熱の中で、勝つ為に全力で野球を続けているのですから、やはり、凄い事です。 この年代、特に頑張れる年代です。 今は「熱中症に気を付けて」と、頻繁に繰り返す様になりました。
弱る一つは「食」にあると思います。 旬のモノをしっかり食べる事が成されていかなければ人間は弱くなるのです。 コンビニ食ばかり、スーパーの総菜ばかり食べていたのでは、暑さも寒さもしのげない身体になって行くのは当然の事。
気をつけたいのは、やはり「食」だと思います。 健全な身体は「食」がしっかりなされていなければならないという事なのです。
「温故知新」は大事な教えなのです。 【意味:《「論語」為政から》過去の事実を研究し、そこから新しい知識や見解をひらくこと。 [補説]「故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知る」と訓読する。】
多分ですが、高校野球、礼儀作法、心技体、なんて、もしかしたら「古い」と言われる様な部分の徹底が成されていると思うのです。 「だからこそこういう場面に残れるのだ」と言えるのではないでしょうか。
スキー界も「温故知新」が必要と思いますよ。 常に頭を持ち上げて上しか見ていない様な感じがしてなりません。 自身の足元を見降ろして、「その頃はどんなスキーをしていたのか」を振り返り、その頃のレベルが今必要なレベルの人に提供が確実になされていく様にすべきではないでしょうか。 それが出来て初めて、進化した用具に対応出来るスキーヤーになれるというものだと思いますけれども。
高校野球はありとあらゆる想定の練習が繰り返されていかなければ上には残れない訳ではないですか。 そのありとあらゆる想定の練習の根底は、きっちりとした基礎練習の積み重ねではないですか? 素振りだったり、投球だったり、捕球だったり、またそれ以前の走り込みや筋トレ…Etc。
どんな環境にも「土台」が必ず必要となるのです。
全国の高校野球のトップは何処のチームでしょうかね。 とりあえず、本当に名の知れている学校が残っている気がしますけれども。 (新湊も頑張りましたが、届かずでした…)
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