大惨事から一晩明け、今朝、R252を我が家から3km程先、福島県方向へ向かってJR只見線柿の木駅付近迄歩いてみて来ました。
道脇の法面の崩れている所が所々。 昨日は、穴沢〜末沢間災害通行止めとなっていました。 道に水が流れ出てしまっている為だとか。 大白川地区は一時孤立でした。
今朝、「何時ものルート」と思ったのですが、昨日のその状況がどんなもんかと思い、平坦な道を進んでみて来ました。 道の所々が土色となっていて、土砂を押しのけている個所も所々。 「きっとこれより先、大白川駅の辺り、そしてその先の福島県方向へ向かうにつれて災害は大きくなって行くのだろうな」と、想像してしまいました。
やはり、山間部にいけばいくほど、法面の崩壊が酷いらしいです。
そして、何時ものルートへ上がって行きました。 何時もの所は何とも無い様な顔をして土砂崩れもありませんでした。 道も綺麗でした。
でも、天辺の広がりから見た、守門岳の一つ前のフジビロと言っている山、その山肌の2か所程、土砂崩れで土が顔を出していました。
大白川地区から福島県への六十里峠迄の道はどんな? そして峠を越えて福島県の只見町は今はどんな状態? 只見町から金山町、そして柳津は? と、頭の中でその道を辿って、「どんな状態なの?」と。 今年内に道は復旧するでしょうか。 工事中の箇所もあるのですけど、無事でしょうか。 また、民家は? JR只見線の鉄橋は? 多くの災害復旧が成されていかなければならない地区です。 心が痛みます。
私自身、家の裏山が崩壊しない事を願っていて、そのイメージが強過ぎるのか、身体がユラユラ揺れる感じがしてならないのです。 地震の後、「身体が何時も揺れている感じがする」とおっしゃる方も居たとか。 雨だった訳ですが、もし、土砂が動いたとしたらそれと似た感じで揺さぶられると思うと、揺れてしまっているのです。 私だけの感覚ならイイのですが、実際に少しずつ家がユラッ・ユラってしてるとしたら、超〜恐怖です。
そんな時々襲う揺れる感じ、今朝の4時前は確実に地震でした。 でも眠気の中に居るので、「地震だ…」と判っていながらも眠気に勝てませんでした。
福島県方向の道路が通行止めとなり、夜が異様に静かでチョイ不気味…。 何時もなら、車の通る音が遠くで聞こえるのですが、昨晩は破間川(あぶるまがわ)の濁流の音がかすかに聞こえていた気がします。 「此処まで聞こえるんだ…」と。
朝の破間川はTVに映る川の色そのもので、濁流の音とともに急流でした。 下流に行けば行くほど脇からの水を蓄えてより激しくなっていくのだから下流の地区は水の流れに流され易くなりますよね。
日本中、「何処が一番安全な所?」は無い気がします。 何処に居ても自然の力にいとも簡単にやっつけられてしまう気がしてなりません。 「自身の身は自身で守る」が今後より一層求められる様に成る気もしています。 「どう守る?」…その時になってみないと判らない事なのかも知れません。
命がありさえすれば、あるからこそなんとかなるのだから。 与えられ、そして守られた命。 感謝とともに歩みたいと思っております。
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