無事に月山でのコブキャンプも終了しました。
始めてご参加下さった方が多かった月山コブキャンプです。 又、「震災後にお客様がいらっしゃるか…」と懸念がありました。 「日程キャンセルも仕方ない状況」と「5日程のうち、数日程はキャンセルかも」と思ってもいた私です。 が、なんのなんの、皆様、ボチボチとご連絡を下さいまして、平均4.5人の月山キャンプとなった次第です。 それもこれも皆様のお陰であります。 ありがとうございました。 心より感謝申し上げます。
今年の月山も、3.11の大地震の影響で、そこいらじゅうにクレパスがぱっくり口を開けている状態となり、滅多にお目にかかれる光景の月山ではありませんでした。 しかし、そういう月山の状況にも関わらず、6/4(土)-5(日)の週末は、昨年の大入り繁盛の数よりも大勢の皆様がお越し下さった週末だったとの事。 それも凄い事だと思います。 昔の月山の大賑わいの光景そのものです。
こういう時期でありながらも、本当に大勢の皆様のお越しは、地区の人達の元気に繋がるものです。 まだ雪は豊富に残っています。 さ来週でも沢コースを滑れるのではないでしょうか。
只、月山リフト運休(リフト架け替え工事の為):6/14(火)〜16(木)です。 ので、この期間のリフト乗車は出来ませんので、日にちを改め下さい。
そすすると、そろっと、スキーもリフト乗車の前に外して手に持ち、リフト脇のキャリーに乗せての乗車となります。 今年、GW明けの週末から5回、今日まで、スキーを付けてのリフト乗車が可能だったので、物凄くラッキーだったと感じています。 さすがに、スキーを手に持っての乗車となると、お疲れ頻度も違いますからね。
ま、でも、月山のコブも様変わりしてしまい、私の好みではありません。 スキーヤーがスキー板の言い成りになってしまう様なザマの滑りは発展性ありませんし、スキーヤーの成長もある程度止まりとなってしまうのも想像出来てしまいます。 その時の流行に気持ちを持って行かれて、本来スキーヤーが持ち備えなければならない技術を大事な時期に学ばなくなったとしたら、息の長いスキー人生を送れなくなるではないですか? そうであって欲しくない為に、私は徹底して、凸を自分達で作って(メンテナンスも含めて)、スキーに必要な操作を徹底的に学んでいって貰いました。
初めての方々、大変な作業だったと思います。 しかし、2日目にはスルスル滑れる様になるのですから、やはり、Mogul Skiの基礎技術はスキーの基礎技術と言えるのです。 ギクシャクしていた人が、スムーズに凸凹を滑れる様になるのですよ。 確実に足元でスキー操作をして、スキーヤー自身が斜面を滑り降りる事が出来る様になるのですよ。
これをスキーの基礎技術と言わずして、何を基礎技術と提示出来るでしょうか。 他にはないではないですか? まして、最初からスキーヤー自身がターン内側へ傾く事など、それは基礎とは言えないと思いますよ。 基礎の無い、柱4本だけの上に屋根がくっ付いている空洞の家って感じ。 ガードする物が何もなく、風雨、雪、熱にさらされっ放しって感じ…。
基礎技術をもっと学ぶ体制を整えて欲しいと思います。 一つ間違えれば危険そのもののスキーという一種の刃物を扱っているのがスキーヤーなのです。 その危険な用具を扱う事をしっかり学ぶには「基礎操作」が大事ではないですか? そして、扱う事をしっかり学んだ上で、無理なく、バランス良く、安全に雪の傾斜地をスムーズに滑り降りれる様に成る事が目的に表示されていかなければならない筈なのです。 でも、月山でレッスンをしているその最中にも危険なスキーヤーと度々遭遇しました。 避けられない、スピードオーバーになってしまってコントロール出来ない状態でのスキー…。 技術を学ぶとは、安全を確保出来なければならないのです。 そういう面がないがしろにされてしまっているのではないでしょうか。 それに、月山でスキーが出来たとしても、この山は、自然の山そのものなのです。 (冬のスキー場で圧雪車が常に整地してくれているゲレンデとは違う事をもっと認識して月山で滑って欲しいと思いますよ) そういう事も意識の中に無いのではないでしょうか。
雪との関わり。 もう少し考えてスキーと関わる必要があると思います。 月山でのスキーは、冬のスキー場でのスキーよりもスキーヤーを成長させてくれるスキー場、季節なのです。
来年も同じ繰り返しを行う私。 の予定です。 スキーの基礎技術をしっかり学んで、よりレベルアップして欲しいと願って、技術提供を行っていきたいと思っております。 その為に、この夏も身体に鞭打って、時々怠けて、身体を整える努力を重ねていきたいと思っております。 本当に、セミナーなど開催出来ると雪上が楽になるのですけれどもね…。 努力します。
皆様も、来季の冬がより充実する様に、この夏、しっかり身体を整える努力を重ねて頂けたらと思います。
今季のスキーご一緒、ありがとうございました。 |
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