Ski & Pilates & 猫 大好き 【佐藤智子】ブログ

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最新著書Let's Ski スキーの(文芸社2011/01)

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...... 2011年06月10日 の日記 ......
■ 2011コブキャンプ最終回です。   [ NO. 2011061001-1 ]
今週末で、2011スキーシーズンが終了となります。
月山コブキャンプ最終回。


毎年毎年同じ繰返しを行っている訳ですが、今回の月山では、初めての方とのスキーが大変多かったです。
約半数は初めての皆様でした。
驚きです。

多くの方に「スキーの基礎技術を学べたら、そして、コブ滑りの導入はそれらとどう絡んでいくのか」等を勉強して頂ける事により、「スキーって、そうだったんだ」と、判っていくと、やはり滑りは別人の様に変わっていきます。
実際に、2日目には滑らかさが加わりますからね。

それがスキーなのです。
スキーで滑る大事な要素をしっかり学んで、そこから外れる事無く常に意識して滑る事でスキーヤーは雪の傾斜地でスキーという道具を扱いながら、滑らかに滑り下りれる様になっていくものなのです。

だから、ターン技術を最初に学ぶ事よりも、真っ直ぐ滑るその「術」を学ぶ事なのです。
真っ直ぐ滑れるその上にターンする為に必要な「技」が加わるものなのですから。

その事、私も、Mogul Skiを知るまで知りませんでした。
しかし、Mogul Skiで大事にしている「基礎技術」をしっかり学び、「ここの部分を徹底的に身に付けたならスキーは楽になる」をズ〜ッと延々と行い続けた結果、「あれまホント楽チン♪」って事になったではありませんか。

目先の新しい技術ほど、怪しい技術はないのです。
基礎技術は地味です。
派手ではありません。
パフォーマンスなんかでもありません。
でも、自身の足元そのものであるのです。
足元なくして、「カッコよく」「楽に」「安心できる」「安全な」なんてスキー、得られる筈ないではないですか?
自身の大事な足元が無いのですから。

足元(基礎技術)、もっともっと勉強する必要があります。
そして、スキーに必要な基礎技術を伝達出来る有資格者をもっと増産して行く必要があります。
先にも記載しましたが今の有資格者「職人」が居なくなってきつつあると危機感を感じます。

一本の柱をきっちり持っていて、整地/大回り・小回り、不整地(大回り・小回り)、バリエーション、林の中、山の中、どんな状況に入ってもしっかり技術を伝達出来、スキーヤーを安全にしかも実感として抱いて貰える様な技術の進ませ方の出来る有資格者です。

しいて言うのであれば、カービングスキー出現以前のスキーをみっちり行っているスキーヤーは「職人」に近いスキー内容を身に付けていると思っています。
カービングスキー出現以降、日本のスキー界には「技師」「職人」は一気に影を潜めてしまったといえると思います。
しかも、「スキーはずらしてはならない」なんて「本当にスキーを知っている人のいう事!?」ってザマでしたからね。

スキーは人を狂わしますし、立場も人を狂わすという事なのかも知れません。

スキーは雪の傾斜地で行うものであって、権力で行うものではありませんので、私は地べたに這いつくばって、土臭いスキーを続けられていけたらと思います。
それがスキーライフを長く続けられるコツだと思うからです。

だから、毎年同じ繰返しなのです。
どんなに自分の感触が良くなったとしても、常にひたすら、「基礎技術」を繰り返すのみ!
なのであるのであります。

今回も、「安全」に、皆様とのスキー行っていきたいと思っております。
「安全」が何より一番大事なのです。

来週からは、少しお休みして「陸トレ」開始です。
今季は自転車乗れます。
が、それが辛いんだ…な。

出掛けに西日がさす部屋の窓をグリーンカーテンで覆おうと、「朝顔」をプランターにまきました♪

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