1/23(水)以来ですね。 約2週間振りと言えましょうか。
今日は小出スキー場さんのご厚意に甘んじて、スキー場をお借りしてプライベートレッスンを行って参りました。 基本的な事を徹底させて頂きました。
中々大変そうでしたが、今迄使ったことのないからだの部位を使い、全身協力体制で雪面にアプローチさせていく。 結果、足元がどっしりしてくるのです。
足元はどっしりとさせてスキーヤー自身の縦軸(体軸)を足元へしっかり突き差して行けるように、腰を使える様にもしていく必要があります。 結局、スキーヤー自身は、自身のからだを自分の思い通りにコントロールできるようにしておかないと、スキーでは重労働に成るということなのです。
小出スキー場は、江戸川区の小学校と、地元の小出高校のスキー授業で大賑わいでした。 リフト待ちも! 大原はそんな風にならんからなぁ・・・。
小出スキー場は街の中にあるので、麓にお住まいの方は手軽にスキー場へ足を運んでいます。 今日などとても良いお天気で「天気良かったから家を出てきた」と、スキーをする方が多かったですよ! 凄い環境です。
大原スキー場は、道のドン詰まりの山奥なので、中々、その奥を目掛けてお越し下さる方は、かなりストイックな方々かも知れません。 でも、大原スキー場は自主トレには持って来いで、徹底的に滑り込めるところでもあるので、「とにかく上手くなりたい!」と思う方は大原スキー場で練習すべきと思います。
先週末と今週末にプライベートレッスンが入りました。 先週末は中学生と小学生の兄弟。 5年振りかな。 それ以前は3年間位? 毎年スキーを一緒にしていました。
その甲斐あって、5年振りであっても直ぐに感覚を取り戻して貰えました。 かなりバランスが良くなったので、リフト乗場からスコップをお借りして、第二と第一ゲレンデの緩斜面の端っこにジャンプ台(10p位の高さ)を5カ所に造りました。
子ども達はハの字から微妙な平行のスキーバランスで、滑っているのですが、とにかくそのジャンプ台を真っ直ぐ滑って狙って飛んで貰いました。 「ちょ〜!面白い!!!」が連発! 飛んではスキー外して、スキーを手に持って登って滑ってまたジャンプ! 繰り返してました。
足元が雪面から離れて飛んでいる感じは、日常では感じられない感覚。 そんなに飛んでいなくとも凄く飛んでいる感じになるのでしょうね。 飛びまくっていました。
そうやって、常に雪面に足がついている状態から空中へ放り出る感覚で滑ると、あれよあれよとスキーバランスが良くなり、滑りがヨレヨレでなくなってくるではないですか。
なので、次は! スノーボーダーがよく法面に乗り上げていくそれを、こども達にやって貰いました。 ということは、整地されていない雪の中へ入り込んで貰うという経験です。
スキーは全て下り坂を滑っているようですが、それだけではほんとはダメなのです。 一つのターンの中にも「下り坂」+「上り坂」=一つのターン。 という構成になっているのですから、知らないとなりません。
そんな子供レッスンをしている隣で、父娘なんでしょうかね。 学校のスキー授業があるのかどうなのか、男の人が女の子に怒鳴りながら「なんで俺の言うことが出来ない?!」と、ハの字の滑りを伝えて(こういう場面ではなんていう表現が妥当なのだろうか…)ました。 「膝曲げて脛を前に曲げろって言ってるだろ!」・・・と。
私は隣を通り過ぎながら、「膝、曲げちゃダメだからね」「両足突っ張って腰引けでいいから!」等と男の人に聞こえないような声で独り言をブツブツ言いながら通り過ぎて参りました。
非常に残念なスキーの固定観念です。
子どもがスキーを初めて知って、ハの字で滑るのであれば、膝曲げてはなりません! 両脚を開いて、踵を外側へ捻り出すので、腰はブーツよりも後ろ。 この体制を良しとしない限り、こどもは自身でハの字をコントロールして滑る+止まるを自在に行えないのです。
お願いですから、こどもがハノ字で滑るバランスは、膝を曲げさせないで下さい! 腿が内側に捩じられているのは最悪です!
この残念な光景を目の当たりにして、今度、スキー場のレストハウス階段の踊り場に、佐藤イラスト入りの「こどものハの字スキーバランスはこれで!」というポスター貼り付けようと思います。
これら、ダメですから! 「膝曲げて」 「脛を前に」 「上半身を前に」 「大腿(もも)を内側へ捻って」 「スキーの前に乗る!」
こどもが初めてスキーをするために、その面白さを体感するために、それらは絶対に与えないようにすべき事項なのです。
どれ位の教える立場の人が認識して貰えているでしょうか。 どれ位の親御さんはこういう事項をご存知でしょうか・・・。
子供達には滑る面白さを教える努力をしましょう!

 絶対的な佐藤が作った参考書です! 是非参考にして貰いたいです!
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