午前中はガスガスの中でした。 そして、ヒンヤリ感もありました。 でも午後になるに従い、ガスも薄くなり、青空が顔を出す様になり、青空の元でスキーが可能になりました。
 綺麗!
レッスンも初めてとおっしゃる方がご参加下さいました。 当然、見よう見真似のスキーですので、スキーの勉強が成されている訳ではないので、とても、大変だったと思います。
どのレッスンを行っても、スキーヤー自身が直滑降でスキーヤーが斜面を滑り降りようとするその動きではなく、スキーの板の上に乗っかっているだけの身体の使い方なので、本来は、その部分の欠如が、行く先々不都合を招いているという事になるのです。
でも、左右に向き替えが出来るようになると、「直滑降など初心者技術」とでも思ってしまうのか、ほとんど行わなくなっています。 一生懸命にターンの事しか考えなくなる。 だから、より一層、スキーヤーは斜面落下が出来無くなっていくのです。
この「真っ直ぐ下へ進み落ちる(滑る)」が疎かになって、ターンの切り返しやスキー操作など身に付く筈ないのですけれどもね。 そういう動きが出来なくともスキーは滑れてしまうので、困ったものです。 反面、どんなレベルでも雪の斜面を滑る事が可能になるとも言えますけれども・・・。
不都合は、全てに被ってきます。 直滑降という大事な基本的な、基礎部分のそれがないがために、スキーや自身のバランス確保は勿論のこと、スキー操作が足元で中々出来ない状態をも招く事になっているのです。
ターン技術を覚えようとするから、動かないし元があるから、動かない身体がそこに位置しているから、テールを開いたり(初心者は大事です)、身体を回したりしたスキーの向き替えになっているのです。 それでも滑れてしまいますけれどもね。
でも、凸凹はそう言う訳には参らないのです。 平地滑りもですけど。
スキー操作は足元から、脚から、お尻でスキーを振りまわす動きは矯正して行かなければ、楽な滑りは求められなくなるでしょう。
でも、そういうスキーヤーをどうやって足元から動かし、身体をローテーションさせないように、仕向けるか・・・私は、必死なのです。
でも、最近、「そこまでやらなくともイイのかな?」と、いささか投げやりな面も頭をもたげ始めています・・・。 私がサジを投げたら・・・きっと、他に教える人はいなくなるかも知れませんね。 そうならない為にも、身体造りは日々の中で此処の人が行っていかなければならないとも言えるのです。 都合良く滑らせてもらえる状態を求めるのであれば、佐藤以外のレッスンにお入り願います。 お尻フリフリ、スキー操作はテールから・・・。 年取って、不都合が襲いかかる事でしょう。
月山の凸凹も、まだ、溝状態ですけれども、バンク滑りのレールターンの様な溝ではなくなってきましたね。 何方かがおっしゃっていましたけれども、「技選でもバンクを利用して滑る不整地ではなくなってきている」なのだとか? まともなコブ滑りになりつつあるという事でしょうか。 では、今迄のそれはなんだったのですか? 何故、スキーを速報へ放り出し、バンクを滑る滑りを一般スキーヤーにさせていたのでしょうか??? ほんと、一貫性の無い、思い付きのスキーを世の中に出しているモノです。 訳わかりませんね。
だからと言って、スキーヤーのポジションが整っているかというとそうでもないので・・・やっぱ、身体クルクル回って、テールからの動きでスキーを動かす滑りで溝に振り回されてしまっているスキーヤーが多い・・・。
スキー操作はトップ(爪先)からですから。
明日もお天気の様です。 朝から天気良ければ、今日よりも多くの方が登頂してくる事でしょう。 我らは早くスタートします。


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