今日の月山は天気予報通り。 午前中雨が降り、午後からは青空の下でのスキーが可能となった日です。
ラッキー♪ 朝からぐずつく天気だと、日帰りのお客様は控えるのですね。 ですので、先週がウソの様に、リフト待ち無し! しかも、まだ、スキーを付けたままリフトに乗れるという凄さ! リフト待ちないから、滑れる滑れる。
普通の年なら6月の第2週はとっくにスキーを外して、リフト脇のキャリーに乗せ、降り場でスキーを持って、雪のある所までトコトコ歩いて、そこでスキーを付けて滑るという繰返しなのです。 が、今はまだ、スキーを外す事無くリフトに乗れて滑れるのですから、楽です。
さすがに木々達も成長して、斜面全てを自由気ままに移動できる状態ではなくなり、少しずつ、斜面がブッシュによって渡り歩けなくなってきています。 が、しかし、余裕でまだまだスキーが可能な状態です。
只、地震の影響で当初から存在していたクラックは口を大きくあける様になり、その存在は大きさを増している感じがします。 大斜面の上から滑ると、丁度斜面の変わり目とかにその割れ目が存在するので、調子が出る頃にストップをしなければならなくなるので、長いコースを滑れません。
そんな斜面状況であったとしても凸凹滑りは面白いものです。 変わらず、溝レーン状態ですけれどもね。 私達は凸凹を滑る事に徹しています。 そうでないと、スキーヤーはスキートップを動かす操作を覚えなくなってしまうからです。 レールターン状態を繰り返すスキーヤーは、テールの動きでスキーを操作してしまうので、ほとんどが前のめりでのスキーになっていて、踵を使えない状態…なのです。 だから、それではあらゆる雪の条件、斜面条件をクリア出来る体制ではなくなるので、凸凹を滑る事に徹するという事なのです。
スキー操作をしっかり知ってから、様々なパフォーマンスに転じてもそれらも巧くこなせる様になるというものです。 でも、スキー操作を知る前に、スキー操作の出来るバランス(ポジショニング)を知らずして身体の速報にテールを押し出す動きだけを覚えてしまうと、身体の下でスキーを傾ける事も、下肢と上体の逆捻りも、スキートップとスキーテールを扱う動きも出来無くなってしまうバランスになり兼ねないのです。
スキーヤーはスキーをトップから動かし、雪の抵抗をしっかり受けていけるスキーをもっと学んで欲しいと思います。 そしたら、もっと日本人上達出来ると思うのですけれどもね。 |
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